女職人のトイレ事情。生理の時ってどうしてる?

こんにちは!女職人まるこです。

いきなりこのテーマ。
でもめちゃめちゃ気になりません???
なぜこのテーマなのかは私の自己紹介ページをご覧下さい。

では、トイレの利用場所が多い順番に 結論からお答えします。

ペンキ屋の時
  1. コンビニ
  2. 仮設トイレ
  3. 現場内(屋内)トイレ、施主様邸のトイレ
  4. ガマン
クロス屋の時
  1. コンビニ
  2. 現場内(屋内)トイレ、施主様邸のトイレ
  3. 仮設トイレ
  4. ガマン

職人さんの休憩は「10時、12時、15時」。親方から「一服~」と声がかかったら休憩になります。
基本はこの時間にトイレは済ましますが、腹痛やら生理やらでそればかりではありません。

では説明していきますね。

コンビニ
ダントツで利用回数が多い場所です。
一服時に、現場近くのコンビニへコーヒーを買いに立ち寄るついでにトイレを済ませる事が多いです。

工期(作業期間)が短い現場であったり作業内容が少ない場合だと、仮設トイレを置くと言うことはほぼありません。またそのような現場の場合、丸一日中ベタでその現場に張り付いているという事はなく、いくつかの現場を行き来します。

家やアパートなど外壁・屋根を、丸々全部塗るだけがペンキ屋の仕事ではなく細かなものもあります。

施主

縁側の床がボロボロだからニスを塗り直してもらえないかしら。

元請け

アパート退去後の修繕でキッチン壁とサッシ枠塗装をお願いします。


こっちを塗って乾燥待ちの間に、あっちの家を塗って。。。などよく移動が発生します。

そこの移動こそが、

まるこ

アタックチャーーーーーンス!

移動最中にコンビニでトイレをお借りします。お昼は基本お弁当なので、この時もコンビニへ行きますね。
よく現場のお兄さんたちが、駐車場でモグモグお昼休憩とっているのを見たことありませんか?
まさにアレです。
もちろんトイレ借りたお礼に買い物はしますよ!
(毎日だとこのお金が嵩むわけで・・・また後日この買い物に関して書きますね!)

今は良い世の中で、都会でなければ大体コンビニでトイレを貸して頂けますよね!
細かく話すとガソリンスタンドや公園もお借りします。

仮設トイレ
他の職人さんたち(大工さん、クロス屋さん、板金屋さんなど)も同じ現場に入る際は工期がかかります。
なので改修工事など工期がある程度長い場合は、元請け業者が仮設トイレを設置してくれる事が多いです。
ちなみに新築工事現場では、ほぼ100%ありました。

さて踏み込んで聞きたい本題は「仮設トイレがあるかないか」ではないですよね?
「めっちゃ汚いんじゃない?」

答えは、

まるこ

汚い。たまにキレイ。でも大体きたない、クサイ。

予想通りといったとこでしょうか?笑

こればっかりは女性のみなさん、覚悟して下さい。
重要なのでもう一度いいます。

覚悟して下さい。

ここ最近の仮設トイレは洋式が主流になりつつあります。(私経験談ですが)
数年前までは和式だったのが洋式になり、女としてはこれが厄介。

和式であれば、飛び散りなど多少汚れててもしゃがむだけなので直接肌に触れずに済みました。
がしかし、洋式の場合は直接座らなければなりません。
しかも和式の時であれば一段上がって足を置く場所が、洋式の場合座った際 太もものすぐ横=男性陣の立ちションによる跳ね返り汚れが近い!!

ヒエ~~~~~!!

しかも便座あげて立ちションしてるので毎度便座を下ろさなければなりません。
手で直接触れたくないのでトイレットペーパーで便座をつかみ下ろします。
さらには下ろした後・・・

なんでこんな方に飛んでんの!?

っていう事、よくあります。下ろした便座に汚れが・・・。ナゼ・・・??

そんなときは拭き取り、さらにペーパーで便座を三角に覆います。やっとこさこれで用を足せる。

こんな風にリアルに書くと、「やっぱ建設業イヤだなぁ~」なんて思うかもしれません。

でもね、

まるこ

こんなん一瞬で慣れます。

人って慣れちゃうんですね~。耐性がつくといえばいいのでしょうか。
気づいたときには「クッサ。まぁいーや。息とめとこ」ってくらいになります。

仮設トイレは汚くてクサイ。

この事実は変えられません。しかしここで朗報です。対処法はあります!

仮設トイレのある現場は、お掃除トイレシートか除菌ウェットシートを持参で解決!

なんだ、そんなことか。って?
これ本当に役立ちます。不快指数を10030くらいまで下げてくれます。

シートをトイレ内に設置してしまう事もあります。(流せるシートならそのまま流せる利点もあり)

便座についてる汚れをペーパーで拭き取ろうとしても乾いてて拭き取れない!なんて事も多々あります。
そんなときウェットシートがあれば、あらなんということでしょう!スッキリ!

って当たり前ですが。

出来ることは、自分で解決を!

あともう一つ注意しておきたいのが、トイレットペーパー難民問題です。
管理の行き届いた大きな現場であれば、ペーパーの置き足しがありますが個人邸宅など小さな現場では、ペーパーがなくなったらそのままって事よくあります。

男性は小の際はほぼ使わない?のか気にしないのでしょうね(;;)
しかし女性の場合はそうはいきません。って事で私は常に作業車にペーパー積んでますが本当に役立ちます。
自分の事は自分で解決を!

でも最近は、このままでは女職人増えないのでは?と思い、小さな事ですが現場監督にお願いするようにしてます。
男性も女性も、少しでも働きやすい環境にしていきたいですね!

施主様のトイレ
これはあまり利用しないのですが、あまりにも現場のまわりにコンビニや公園がないとき「トイレ使って下さい」と施主様声をかけて下さった場合に限り使わせて頂きます。
特にペンキ屋として現場へ入る場合は、作業着にペンキが付着しているかもしれないと、とても気を遣うので滅多に使用しません。

そもそも、ペンキのついてる作業着(ペンキは既に乾いてる状態)を着ているだけでも見た目から”汚い”と思われる方もいます。過去に「どうぞ使って下さい。養生(汚れが付かないように覆うこと)しましたから。」と言われた事がありました。
「ありがとうございます」と口では言いましたが、養生ってめっちゃ汚れ物扱いじゃん・・・笑
もちろんご自宅内には一歩も上がりませんでした。


もちろん優しい方々も沢山います。
施主様がコソッと私の横にきて「女性は色々大変でしょ?気にせず使っていいからね!」などと声をかけて頂く事がよくあります。本当に助かります!!!
女性は尿道が短いためにトイレが近いのだそう。もちろん生理もあります。

なので私はガマンできない時はトイレお借りします!だって生理現象ですから!

施主様には「事情を分かって頂けて助かります!ありがとうございます!」とお礼を伝えれば問題なし!

現場内(屋内)トイレ
退去後のアパート修繕工事の場合など、トイレがあればバンバン使います。
但し先にも述べたように、トイレットペーパーがない場合もありますので常に持参を心がけて下さい。
トイレ交換がある場合などは、既に便器自体取り外されているなどもよくあります。

工場内作業などであれば、比較的トイレは安心です。男女別れていることがほとんどでペーパー難民にもなりにくいと思います。

ガマン
どーせぇーっちゅーねん。
って思うけどこれは多々あります。仮設もなければ近くにコンビにもない!って時は、

10時までガマン。
12時までガマン。
15時までガマン。

で頑張ります。

とはいいつつも、体に悪いので「無理~!限界!行ってくるー!」って言って車走らせてます。笑

生理の時
女性のみなさんならお分かりの通り、これはもうどうやったってコントロール出来ません。
他のブログなどでここまでの内容は見たことありませんが、赤裸々に書いていきます。

私の場合、2日目は尋常じゃありません。夜用29cmくらいなら1時間もたないです。
なのでめっちゃくちゃ対策します。

ナプキン多い日の夜用37cm ソフィシンクロフィット = 10時の一服休憩までもつ(約2時間)

以前は夜用ナプキン+タンポンでしたが、トイレ事情がとても清潔とは言えない状況でタンポンを、挟むだけでいいフィシンクロフィットに変えました。


これが本当にオススメなんです!!!

外現場では水道がなかったり手を洗えないことはよくあります。そんなときタンポンを使用するのは衛生的にもあまりオススメできませんし、使用済みのものを処理しなければなりません。
タンポン使用者ならわかるかと思いますが、たっぷりと経血が染みこんだタンポンを処理するのって大変ではないですか?
ソフィシンクロフィットは衝撃を受けましたね。個別ラップ・製品ともにトイレに流せるから手も汚さず便利!しかも体に差し込むのではなく挟むだけ!!もっと早く世の中に出て欲しかった商品第一位かもしれません。

ソフィさんありがと~~~~~!!!!!

声を大にしていいたい。


女職人さんだけではなく、これで助けられてる方はとても多いのではないでしょうか?しかも タンポンにかなり抵抗があるであろう小学生から使用できる!だって挟むだけだから!!


話はそれてしまいましたが、私は生理の時は子宮が圧迫されて頻尿気味にもなるのでトイレはいつもより回数が増えます。これは仕方がありません。
私の場合、ペンキ屋の時は兄の親方と弟子は甥っ子、クロス屋の時は旦那さんが親方という家族なので遠慮なく生理だからトイレと発言しています。

同性や家族の人以外には言えないよー!

いや、駄目です。

勇気を出して言っちゃって下さい。変に誤魔化しても伝わりません。しっかり話す事で伝わります。男性と女性はそもそも体の構造が違いますよね?頑張っても同じ状況にはなり得ませんが、理解はし合えます。

私の親方は万年下痢、すぐに腹痛を起こしてトイレへ駆け込んでます。
それもあってか、トイレに関して文句を言われたことはありません。むしろ、ガマンすんな早く言えって言われます。

兄まる

生理現象は仕方ない。

そう、仕方のない事なんです。
トイレの事でなんか言われたら、膀胱炎になったらあなたが病院代出してくれますか?
生理で血が漏れて血だらけになったら新しい作業着あなたが買ってくれますか?恥ずかしい目に遭わされた私に慰謝料払ってくれますか? と言ってやりましょう。

でも大丈夫。安心して下さい。

みんな割と優しい方多いんです(^^)

女性が少ない業界だからなのか、扱いがまだわからないからなのか、み~んな優しいです。
だからトイレごときで文句いう人なんていませんから。
現場監督も今の時代、「男どもはいいとしてまるこは女だから施主さんにトイレ許可もらってあるから使っていいよ」なんて言ってくれたりします。

まとめ

  • 仮設トイレはある程度 覚悟する。でも出来る対策はアリ!自分で解決を!
  • 生理は対策しまくって乗り越えよう!
  • ガマンはしない!好意に甘えよう、そして恥ずかしがらずに伝えよう!

女性のみなさん、トイレ事情は少しお分かり頂けましたでしょうか?
実際なんとかなりますし、まだまだ改善の余地はあると思います。女性が建設業に増えたらどんどん変わって行くのではないのでしょうか。


職人を目指したい女性陣、”トイレ事情” にあまり臆病にならないで下さいね!

✔他の記事も合わせてご覧下さい。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
それではまた次回!

ちゃお!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ペンキ屋とクロス屋を生業として働く女職人まるこ。
29歳で離婚後、親方である兄の元、33歳からペンキ屋の修行を積み40歳で再婚。
もれなく再度 修行できる得点付きで嫁いだ先はクロス屋さん。
二刀流を目指すべく日々修行中。
「女性職人、現場女子、女職人」・・・と世の中ではちらほら見聞きするけど実際どうなの?というギモンにお答えすべく、ブログを立ち上げました。


現役で働く女職人目線で、仕事の向き合い方や気に入った道具の紹介、現場の日常、趣味など多岐にわたり綴りたいと思います。
まだまだ男性が多い“建設業”に足を踏み入れたい方へ何かきっかけを作っていけたら幸いです。


人生は一度きり!

自分が主役の人生を!

コメント

コメントする

目次