こんにちは!まるこです!
職人を目指すにあたり、私が経験してきた中で言える心得とく事を3つにまとめてお話しします。
- 素直であること
- 受け身でないこと
- 失敗から学びバネにすること
素直であること
一番大切なことなので一番最初に書きます。
初めは皆「未経験」です。右も左も分からない状態で入り学んでいきます。
最初は皆同じで、少しでも吸収しよう仕事を覚えようと必死です。私もペンキ屋始めた時はそうでした。
しかし少し慣れてきた頃仕事のやり方を注意され、自分のやり方は間違ってないと思い親方に口答えしたらにブチ怒られました。
そりゃあもう小さい頃の兄妹喧嘩とは比べものにならない程の怒り様でした。仕事ですからね。
浅はかな経験値で「こうすべきだ!」と思っていたのが原因です。
親方や先輩は遙かに自分より経験を積んでいます。
少し覚えた程度で、出来る気になって調子に乗っていたのかもしれません。
その後は、帰宅する車中で反省会です。笑
兄妹ではあるけど、師弟関係。うちの親方の良い所は引きずらない所。反省会をしたら終わり。
反省会とて怒鳴られているわけではありません。「なぜ怒られたかわかるか?」を聞かれます。仕事のやり方もそもそも間違っていましたが「姿勢」を指摘されました。
最初の段階では「まだ自分は無知であること」を十分認識する事、素直に受け止め学んでいくことが大事なんだと思います。
結果、そうすることで早く成長します。
分からない事だらけの昔でしたが、今となっては親方も状況をみてどの方法が最善か迷った時「どう進めた方が一番効率いいと思う?」などと相談してきます。
仕事を分かった上で、状況判断も出来るようになり初めて「ここはこうだからこうした方が良いんじゃない?」と意見できる様になります。
受け身でないこと
簡単に説明すると「指示待ち人間にならない」ことです。
もちろん始めは未経験で何も分からない状態ですが、3日、1週間経てばひとつふたつ自分に出来ることが出てくると思います。使う道具の準備、片付けの仕方、一服のお茶の買い出しでも構いません。
毎日見てれば使う道具の一つは出せるだろうし、一服前に「何飲みますか?買ってきます」と少しでも自ら動く事はできると思います。
どの仕事も初めは、これをやれ、あれをやれと言われながら徐々に仕事を覚えていくものですがそこで終わりにしないで下さい。次はどうするのか?自ら考えること、分からなければどんどん聞いていくことが大切です。
過去に短期的に未経験でアルバイトで入った人が数人いましたが、言われたことのみ行いそれが終わればボ~ッと突っ立ってました。「次何したらいいですか?」は無きにしも、せめて「終わったら言えよ」となります。
教える方は「終わったら言ってね」も指示しなくてはなりません。
学校の授業の様に、先生の話を聞くという「受け身」体制では何も進まないし成長もしません。
授業を受けに来ているのではなく「仕事」をしに来ているのであり、その対価としてお金をもらっているのです。
自ら考えない行動しないただ待っている人と、何をすべきか考え先輩や上司にどんどん聞いて進める人とでは仕事の成長速度は歴然ですよね。
失敗から学びバネにすること
仕事をしていて多かれ少なかれミスは誰にでも起こりえます。
そんな時まず「ヤバイ!怒られる!」とほとんどの人が思うのではないのでしょうか?
まぁそこは素直に怒られて下さい。笑
大事なのはその先。なぜそうなったのか?次どうすれば失敗せずにできるのか?を考えて下さい。
同じミスを繰り返すのは、考えずに行動しているから。
起きてしまった事は過去に戻る訳にはいかないので仕方ありません。
ペンキ屋始めた当初、私が起こしたミスは浄化槽の蓋に足を乗っけてしまい蓋が劣化していたため突き破って壊してしまいました。劣化していたとはいえ弁償です。決して安いものではないので親方には申し訳なかったのを覚えています。
- なぜこのミスをしたのか?
-
基礎養生といって、家の基礎部分がから地面にかけてペンキが落ちても汚れない様に養生をかけるのですが地面部分にはブルーシートを引きます。ブルーシートを引くと下に何があるのか見えなくなります。
そこに足を乗っけてしまったと言うわけです。 - どうすればミスは怒らなかったのか?
-
ブルーシートの上に
つけておけば「ここには乗るな」という目印になり物損は防げた。
その後は危険箇所には必ず印をつけ、自分や周りにも注意発起するようになりました。
失敗ではないのですがこんな事がありました。
一人で養生を任せられたとき、思ったより工数がかかり1日で終わらず「これで行程が1日遅れた」と言われた事がありました。嫌みではなく、行程にかかる日数などを計算する上で出た言葉だったのでしょうが「私のせいで遅れてしまった」という思いから悔しくてたまりませんでした。
段取りも悪く、手が遅い、色んなパターンの養生の仕方を知らないからその都度「ここはどうしたらいいんだ?」と考えながら養生していたのでこれも慣れるまでは仕方ありません。けれどここで、どうしたらもっとスピードをあげて且つ確実にこなせるのかを考えるようになりました。
例えばガムテープを数カ所に貼る場合なら、1枚を切って貼ってを都度行うより、何枚か先に切ってストックしておけば後は一気に貼るだけ。これだけでもスピードアップ。
そして場数をこなす事で今となっては考えずとも勝手に体が動いてくれます。
ここで言いたい事は、
怒られるのは成長してほしいから。頑張るのはうまくなりたいから。
素直な心で学び、思考停止せず常に自ら考え行動すること、失敗をバネにすることが成長する一番の近道だという事を心得てください。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
ではまた次回!
ちゃお!
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