こんにちは!まるこです!
子宮筋腫による子宮全摘~入院編~でございます。読んで居ない方はこちらの記事からどうぞ(^^)

夜中に数回看護師さんが様子を見にきたり検温や点滴交換などに来てくれ、苦しみながらもやっとこさ朝を迎えました。長かった・・・。

今日から歩く練習しますからね~トイレまで歩けたらカテーテル(おしっこの管)抜けますよ~
まじか!!こうなりゃ死ぬ気で歩いてやらぁ!!!どこまでも!!って思いましたw本当にこの管が嫌で、寝返り打つたびになんかお股が違和感で気持ち悪い・・・。
それが抜けるなら頑張る!と意気込みだけはバッチリ。
この日は大分熱も下がり朝の時点で37℃台。おぉ~たった1日で回復するのね。
朝食時間は、病室の人たちは食べていたけどもちろんこの日は絶食。全然お腹もすいてない。
看護師さんたちの朝のバタバタが終わったころ、その時はやってきました。
トイレまで歩けるか選手権のお時間!!まずはベットに座りましょうか、と言われふっとポンプを外されました。あぁ~これだけでもなんか呪縛がとけたような解放感。いよいよか!と思いきやここで事件発生。



あれ?床が濡れてる。危ないので歩行練習前に拭きますね。結構濡れてるけど何かこぼしました?
水分も取ってないし口洗浄はしてるけどこぼしてもいないのになぜ?
拭いてもらっていると看護師さんも???という顔。そしてどうやらバックから滴っているのを発見。ちょっといいですか?とバックの中身を出してもらい確認してもらうと、びちゃびちゃに濡れたペーパータオルとごみ袋(どちらも新品)、生理用品にマスク。バックたっぷんたっぷん。
えー!?なんでなんで!?となる二人。
看護師さんが滴っているところを見つけ、たどるとまさかの点滴の管が途中で壊れて漏れてたーーー!!!



わぁー!すみません!すぐに交換しますね!バックも濡らしちゃってすみません!あとで乾かしますね。
ナースステーションから戻って新しい管を途中から交換。なんか調整する箇所あたり?がダメになっていたそうでした。ふと点滴を見上げると点滴の袋には「術後回復液」の文字が。
何回か点滴変えに来てたけど全然体内に送られてなかったんじゃーんwww うけるーーー🤣🤣🤣🤣
多分だけど2袋半くらいは入ってないwwwそして2種類くらい点滴の袋があったぞ?入ってたらなおり早かったんか?
しかもそのあと特に同じ量を追加されるとかはありませんでしたw
まぁ熱は下がったし別にいーやwそれ聞いたらまた点滴の管が外れるのが長引くのではないかと思い軽くスルーしときました。


ちなみに「後で乾かします」と言われ出された物達はバックと共に放置。看護師さんの「後で」はよく忘れ去られますw 忙しいからね(^^;)
気を取り直してまずはベッドに座る所から。



え~っとー・・・。人はどのように起き上がるんだっけ?
もうさっぱりwいや全然起き上がれませんけどwww
そうだ!とベッド脇にあった「ベッドの起き上がり方」という書類があったのを思い出し、さらっとしか読んでいないけど思い出しながら実践。(さすがこういう状態になるからこんなものが用意されているのかーと感心)
まずは横向きになり、柵をつかみながら起き上がる。カテーテルを早く抜きたいが為に、看護師さんにすんなり出来ますよアピールしたいまるこは痛みを押し殺しながらほぼ腕の力だけで上半身を起こすことに成功。この時点で汗が。
足場で腕っぷし鍛えられててよかった~
1日ぶりに座るとお腹がズゥ~~~~ン。イ、イタイ😱
その場でまずは立って足踏み。点滴のポールにつかまってゆ~~~~~~~~~っくり立ち上がる。一呼吸おいてこれまたゆ~~~~~~~~っくり足踏み。よし、ここからだ。
そのまま5mもないトイレまで看護師さんに見守られながらトイレまで移動。両手で点滴のポールの持ち手がこわれるんじゃないかって程握りながら、腰はまがり歩幅5cmくらいで進んでいく。そしてトイレの前まで到達!!!
合格判定されてテーテルが取れるー!と喜びのつかぬ間、また来た道(といっても数メートルw)を必死こいて戻りました。
いよいよ、抜きます!!看護師さんに「息を吐くタイミングで抜くと痛くないですよ。行きますよ~。」と言われ「フゥ~」と同時にニュルンッ。全然痛くもなんともなくとにかくスッキリ。初めは少し違和感が残ってたけどこれで自分で出せる喜び!
そして毎回きかれる質問再び。



ガスはでましたか?



ガスはでましたか?



ガスはでましたか?
どんだけワシの屁、望まれてんねんw
人生でこんなに他人に自分の屁を切望された事は後にも先にもこの時が1番なのではないでしょうか。でも出ないんです・・・。期待を裏切って申し訳ありませんがヤツはまだやってこんのです。
雰囲気もない。男性看護師さんが聴診器でお腹の音を聞いてくれたら「腸は動いている」との事。
なぜこんなにもガスがでたのか聞かれるかというと、開腹手術を行った場合に腸が隣接する臓器と癒着してしまう可能性があるからです。癒着が起こると腸の内容物が肛門側に流れていかないため、排便や排ガスがなくなり、激しい嘔吐症状がでるとのこと。なので頻繁に聞かれてたのです。
・ガスはでたか
・気持ち悪さ、吐き気はないか
幸い吐き気はなく、でもなかなかガスはでず。他のブログで「水が飲めるのはガスが出てから」というのをよんでたのですが聞いてみるとOKがでたので術後翌日の昼当たりに解禁になりました。
やっと喉が潤せる~!!
少ししてから歩行練習がてらトイレの練習。よろよろとトイレへ向かいズボンを下ろそうとするもその動作だけで痛い。お腹には分厚い脱脂綿がドーンと貼られてその上に腹帯を巻かれて出っぱっているため、かわしながら下ろさねばならない。なんとか股ぐらいまでずり下ろし次は座る動作。これも痛い。もうなんなの本当。こんな動作だけなのに痛くて時間がかかる。
救世主は手すりの棒!普段日常生活でまず、手すりは使った事も無かったけどこういう状況下になると本当に救世主。座るも立つもこれがないと無理。ありがたや~。
トイレ前に看護師さんにおしっこの量を確認するからと検尿カップのデカい版(便器に挟めるやつ)を渡されセッティングしてから挑戦したのですが、どうもコイツのせいなのか上手くだせない。なんかこのデカカップ、お股に触れるのよ。当たってるのが違和感というか気持ち悪くてだせない。という事で1度目のトライ失敗。
腰の痛みかお腹の痛みかわからない状態をやり過ごしながら2度目の挑戦。
やっぱりカップ当たる問題。これなら、普通の紙コップみたいな検尿カップにしたい。でもきっと手術した人は屈めないからこれに進化したんだろう。
でも本当に無理すぎて、カップを手持ち作戦へ変更。そしたらちょろちょろちょろ~っと出ました!本当に子犬のおしっこ程の量でしたが大きな一歩前進!
その後は水分をよくとりなるべくトイレに行きたくなるように仕向けて練習を重ねました。その度に痛い。息むのが痛くて仕方ないのです。しかもお腹に力をいれるとなんか縫い目避けちゃうんじゃないか?!って感じで。
何度目かのトイレで恐る恐るも息んでやっとその時がきたのです。
ぷっすぅ~~~~~~~~~~~~
おめでとうございます!!!!!!無事、産まれましたよ!!!みたいな気分
すぅ~~~っという消え去るように出た屁は少し引きつられるような痛みを伴いながらでも開放感と安心感がやばかったです。これで腸閉塞を一歩防げたぞ!
看護師さんに聞かれたときも出ましたー♪とさながら自慢げに報告。皆が待ちわびたであろう我が放屁。期待にお応え出来て良かったですw
そしてそしてガスもでたという事でお昼からご飯が食べれる事になりました。


5分粥。気持ちは食べたいのに食べれない。
気持ちは食べたいのですが全然入ってかない。お腹がすぐ苦しくなりはってる感じ。おかずはほぼ一口ぐらいずつしか入らず、お粥も少しでした。病院食で初めてのお粥でしたが箸しかついておらずこれで食えと?もしかスプーンは持参なのか?と疑問でした。
午後は一睡もせず一人リハビリ。よぼよぼ歩きのまるこにおばぁちゃん清掃員の方が「偉いね~」って褒めてくれました。そして夕飯。これまたお腹が張って入らない。食べ残してごめんなさい。






ふりかけで味をつけて見るもなかなか食べれなかった。
夜になり、点滴の管が赤いからこれって逆流なんか?そういえばしばらく空っぽ状態だったのもあり一応看護師さんにいうと「もう外しましょうか」と言われてラッキー♪とはいえ、何かあったらいつでも点滴は出来るように管だけは残してネットで巻き巻き。また一つ自由になりました。


ふと見たら管が真っ赤。
この時点で残すは硬膜外麻酔の管のみ!痛みが有るときに自分で押すのですが、これがトイレのときにぶら下げてくのが邪魔で邪魔で。。。
ちなみにこの麻酔、手術日の夜バッシバシ押しまくっていました。


一定量が出ないそうです


夜は昨晩学習した必殺”氷枕”をまたお願いしました。熱はほぼないけどひんやり気持ちが良くて寝付きやすい。
この日から少し余裕がでてきて入院前にアマゾンプライムでダウンロードしておいた「アンナチュラル」を見始めました。これ本当に面白いからオススメです。
2018年にTBS系で放送されたドラマらしいんですが不自然死の遺体を解剖して真相究明していく話。内容が面白すぎてのめり込んで「次のエピソード」ボタン押しまくりで逆に眠れないw
という事でこの日は終了。
~次回へ続く~
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